Tuesday, July 03, 2012

放射性物質返還権

『東京新聞』2012年7月3日夕刊一面トップ記事は重要である。



「汚染土 東電に返す」「自宅庭から携え徒歩で東京へ」



リード

「東京電力福島第一原発の事故に抗議しようと、福島県二本松市のNPO職員関久雄さんが、放射能に汚染された自宅庭の土をリュックサックに背負い、東京を目指して歩いている。東電と経済産業省の職員に手渡すつもりだ。『汚染された土を突き付け、事故の責任を明確に意識させたい』と訴えている。」



東電は厖大な放射性物質をまき散らしたにもかかわらず、事故の責任を取らず、「放射性物質は無主物」だなどと異常な無責任を貫いている。被害者を無視し、まともな除染も行わず、電気料金値上げを画策し、原発維持をもくろんでいる。このような犯罪企業に勝手なことをさせ続けるべきではない。



関さんの行動は極めて重要である。東電がまき散らした放射性物質は東電に返そう。



隣家から飛んで来た洗濯物をお返しするのは当然のことである。隣家の住人がゴミを投げ捨ててきた場合も丁重にお返しする必要がある。



みんなで放射性物質を東電に返そう。こういう運動を組織化できないだろうか。



放射性物質を含んだ土を遺棄すると、放射性物質汚染対処特別措置法に違反するという。それゆえ、放射性物質をいいかげんに投げ捨てるわけにはいかない。



きちんと丁寧に東電本社、経産省、首相官邸などに引き取ってもらおう。



東電社員や経産省の役人といえども、無意味に被曝させるわけにはいかないので、具体的な方法は要検討であるが、東電入口・敷地に放射性物質を積み上げてお返ししよう。ただちに人体に影響はないので、枝野の経産省玄関や通路に収納してもらおう。危険性はないので放射能が大好きな野田の首相官邸に積み上げよう。