Wednesday, July 22, 2009

地下壕・強制連行(9)貝山地下壕(2)











7月19日、2009在日朝鮮人歴史・人権週間(東日本)は、貝山地下壕見学を行った。横須賀には海軍があったため、数百の地下壕がある。神奈川県内で1500ともいう。特に夏島地下壕や浦郷地下壕は全国最大級の地下壕である。貝山地下壕は、小さな山の上が貝山公園となっているため、破壊されずに残されている。ここは海軍航空廠の疎開先であり、それだけに珍しい特徴がある。会議室らしき部屋があり、炊事場も残されている。地上に出る階段もあり、実に貴重な地下壕である。これまでに10回ほど見学したが、その都度、新しい発見がある。

2009在日朝鮮人歴史・人権週間(東日本)






















7月18日・19日、2009在日朝鮮人歴史・人権週間(東日本)が横須賀で開催された。18日は、2つのテーマ。第1が、強制連行。第2は年金問題である。強制連行被害者の証言。強制連行とは何か(法的定義)。そして朝鮮人に対する年金差別問題について報告がなされた。19日はフィールドワークで、横須賀海軍基地建設で亡くなった人々の慰霊碑(日本人だけでなく朝鮮人被災者の名前も彫られている)のある良長院を訪ねた後に、横須賀に数ある巨大地下壕の一つである貝山地下壕を見学した。

Friday, July 17, 2009

亡命先を探して(04)フィジー諸島


































































フィジーはメラネシアの移動の要なので9回もいった。観光地ナンディや首都のスヴァ、砂糖輸出の町ラウトカ、そして北の町バ(Ba)。黄金海岸は素晴らしいし、すごしやすいし、楽しい国だ。スヴァには南太平洋大学本校もある。難点は軍隊があること、軍事クーデタが起きることだ。メラネシアの黒人と、イギリスが連行してきたインド人の対立が政治対立に発展するためだ。

Saturday, July 11, 2009

亡命先を探して(03)ヴァヌアツ























































2006年7月28日、イギリスのシンクタンク「ニュー・エコノミックス財団(NEF)」と国際NGO「地球の友」は、世界でもっとも地球に優しく、幸せに暮らす国はヴァヌアツ共和国であるとする報告書を発表した。独自の「幸せ地球指標(HPI)」に基づいて、世界178カ国のランキングを行なった初の報告書である。HPIは、各国における世論調査に依拠した「暮らしの満足度」に「平均寿命」を積算し、二酸化炭素排出量などをもとに数値化した「環境への負荷」で割って算出したという。NEFの説明によると、「自然環境を害することなく、どれだけ幸せに暮らしているかを示す新しい指標」だという。なお、日本は95位、アメリカは150位、最下位は独裁政権下で貧困にあえぐアフリカのジンバブエである。2009年同調査ではコスタリカが第1位だった。ちなみに、2006年8月9日の新聞『ヴァヌアツ・デイリー・ポスト』は、「地球で一番幸せな場所」という見出しで、「どうやら世界で一番幸せな場所と言われているようだが、だからと言ってみんなが幸せなわけではない。特にポートヴィラの人口密集地の一つであるフレッシュ・ウォタ四番街の住人は、雨季になると道路の状態がどんな田舎よりもずっと悪くなる」と皮肉って、水浸しの道路の写真を掲載している。ヴァヌアツはソロモン諸島の南、ニューカレドニアの北にある。日本ではバンジージャンプとエロマンガ島で知られる。ニューカレドニアやタヒチと違って、観光開発が進んでいないので、とてもいいところだ。観光客は少ないし、山や海の自然も美しい。長期間暮らすのにいいところかどうかはわからないが、亡命先の有力候補だ。

Thursday, July 02, 2009

亡命先を探して(02)クック諸島





































クック諸島はポリネシアにある。島をぐるりと回るバスにのると、あちこちのビーチをみることができる。どこも小さなビーチだ。ニュージーランドやオーストラリアからの観光客なのか、白人も目立つ。ステキな砂浜のほかに、黒岩と呼ばれる大きな岩もある。クック諸島の人々が亡くなると、この岩からあの世へ旅立つのだという。政府庁舎の隣にあるブルー・ノート・カフェで南十字星を教えてもらったが、近眼なのでよく見えなかった。熱帯ではないので、気候もなかなかいい。何より椰子の実が旨い。

亡命先を探して(01)サモア





































時代閉塞の状況、非国民の時代・・・と呟きながら、「日本」という惨憺たる精神の荒廃につきあってきたが、そろそろ亡命先を探そうかなどと半ば冗談、半ば本気で旅を続けている。
















ちょうど50カ国をまわったが、最適の亡命先は決まらない。言葉や生活習慣の問題もあれば、生活に要する費用の問題もあり、なかなか難しいものだ。贅沢を言わなければいくらでもありそうなものだが。
















南太平洋のサモアは観光開発がすすんでいない田舎の島なので、結構暮らしやすそうだ。首都アピアの街の中心にはシンボルの時計塔がある。国会の建物はユーモラスだ。ブラという伝統的な建造物もおもしろい。ホテルのレストランでは「サシミ」(鮪)も食べられる